東アジアの脅威移転と在日米軍撤収
【2012年2月27日】 米国が進めている海兵隊の沖縄撤退は、米国の広範な戦略転換の一部にすぎない。
米国は、台中対立と北朝鮮という、冷戦後の東アジアの2大脅威が消失しつつある状況をふまえて「脅威が薄れているのだから、日本にも韓国にも、米軍の恒久駐留は必要ない」という理屈を展開している。
米政府は、脅威の消失をいやがる軍産複合体をなだめるため「代わりの脅威」を用意した。それが、一昨年夏に突然、米政府が「公海上の航行の自由の確保」という口実をつけて介入し始めた南沙群島問題である。